製品情報


モメンティブ日本法人について

AboutMJP

モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社(モメンティブ)は、1940年に米国ゼネラル・エレクトリック(GE)社のDr. Rochowがシリコーンの工業生産を可能にするプロセスを発見したことに端を発し、現在では40ヶ国以上の拠点から5,000以上の製品を供給する世界有数のシリコーンメーカーに成長いたしました。

 

日本においては、東京芝浦電気株式会社(現在の株式会社東芝)が1941年にシリコーンの研究に着手、1951年から自社製品にシリコーンを使用、1953年から「東芝シリコーン」の商標で販売を開始など、70年以上にわたり自動車・電気電子・航空宇宙・化粧品・化学・建築などさまざまな分野において、お客さまの声にお応えすることによって成長を遂げてまいりました。

 

これからも、持続可能な社会の実現に向けたソリューション開発によって、お客さまの問題解決に少しでもお役に立ちたいと考えております。

 


新着情報

当社は、一般財団法人コージェネレーション・エネルギー高度利用センター(コージェネ財団)が主催する「コージェネ大賞2023」において、産業用部門の「特別賞」を受賞しました。

 

コージェネ大賞は、新規性・先導性・新規技術および省エネルギー性などにおいて優れたコージェネレーションシステムを表彰することにより、コージェネの社会的認知を図るとともに、より優れたコージェネの普及促進につなげることを目的に2012年度より開始された表彰制度です。

 

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当社が受賞した案件は「敷地外の遊休地を活用したエネルギー融通システムの構築~モメンティブ太田事業所への導入事例~(群馬県太田市)」です。当社太田事業所では、シリコーンの生産プロセスにおいて多量の蒸気(スチーム)と電力を必要としますが、構内へのコージェネ導入は難しい状況にありました。今回、太田都市ガス株式会社および同社子会社である太田エナジーサイエンス株式会社ならびに東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社のご協力をいただき、公道を挟んだ太田都市ガス株式会社の工場跡地にコージェネを設置することができました。公道地下へ配管、配線を敷設して隣地を活用するという、これまでコージェネ導入を断念していた工場においても導入可能な新たな方法を確立したことが評価されました。

 

2022年11月に運用を開始しており、一次エネルギー削減率24.0%を見込んでおります。また2023年には年間約13,000トンのCO2排出量削減に貢献することができました。

 

シールドマシン シールドマシン
ガスタービン ガスタービン

 

「コージェネ大賞2023」についてはコージェネ財団ウェブサイトをご覧ください。

コージェネ大賞2023 受賞案件決定|一般財団法人 コージェネレーション・エネルギー高度利用センター (ace.or.jp)

 

この新しいモメンティブジャパンのウェブサイトでは、日本で販売する製品を中心に情報を提供をいたします。皆様のお役に立てるよう更新してまいりますのでぜひご活用ください。


シリコーンについて


 

シリコーンは、ケイ素と酸素がシロキサン結合(Si-O-Si)によって連なってできた骨格にメチル基を主体とする有機基が結合したポリマーです。天然には存在せず人工的に合成されたものです。

シリコーンはその性状から、オイル、ゴムおよびレジンの3基本形に分類できます。それぞれがシリコーン分100%のポリマーとしてだけでなく、使用目的に応じて他材料を配合した複合物として製品化されており、その製品の種類は数千にも及んでいます。

「シリコン」と「シリコーン」は似ていますが異なる物質です。シリコンは元素記号Siで表されるケイ素を意味し、物質としては暗灰色をした金属状のものです。半導体用のシリコンウェハー、合金のフェロシリコンなどがシリコンの応用製品例です。一方シリコーンは、有機基のついたケイ素(オルガノシリコン)と酸素とがシロキサン結合で交互に連なってできたポリマーであり、有機性と無機性を兼ね備えたユニークな化学材料です。

ちなみに、英語ではシリコンをsilicon、シリコーンをsiliconeと綴ります。19世紀後半、実験室で合成されたシリコーンの化学式R2SiOがケトンのR2COに似ていたことからsilico-ketone(ケイ素のケトン)と呼ばれ、さらにこれが縮まってsiliconeとなりました。ただしケトンは低分子量の有機化合物であるのに対し、シリコーンは上述のようにポリマーであり、両者に化学構造上の相似性はありません。

 

シリコーンの分子骨格はケイ素Siと酸素Oからできており、この点が炭素Cを主体とした骨格をもつ一般の合成高分子とは本質的に異なっています。そこで、CとSiの原子の性質を対比しながら性質にどのように影響するか考察します。

 

次に、上で述べたCとSiの違いと、シリコーンのもつ耐熱性との関係を考えてみます。なおこの場合、シリコーンとしては構造の最も簡単なメチルシリコーンオイル(末端基以外は直鎖状のポリジメチルシロキサン構造〔(CH3)2SiO〕nをもつ)を例に話を進めます。

まず、化学結合の強さの目安となる結合エネルギーを見ると、シリコーンの骨格となっているSi-Oのそれが他に比べて大きくなっています。これは、SiとOの電気陰性度の差が大きいためで、Si-Oがイオン結合に近くなって、エネルギー的に安定化されているのが原因のひとつと考えられます。

次に、Si-C結合について見ると、結合エネルギーの点ではむしろC-CやC-Hより小さい値になっていますが、現実には逆に安定です。その理由として、-CH2-CH2-が高温で脱水素反応により不安定な-CH=CH-を生じ、ここを起点として分解が波及してゆくと考えられるのに対し、Si-Cでは相当する-Si=C-ができにくいことが挙げられます。

さらに、Si-CH3のC-Hが炭化水素のC-Hよりも化学的に安定であるのは、Si-C骨格のイオン性の影響でC-Hの極性が減少し、他の分子の攻撃を受けにくくしているためであろうと考えられています。

シリコーンオイルの表面張力は、他の液体に比べて特異的に低いことが知られています。表面張力は分子同士が引き合う結果生じる力で、表面積をできるだけ小さくする方向に働きます。この力があるために液滴は球状になろうとしますが、シリコーンはこの力が弱いために物体の表面で薄く広がっていく傾向があります。

この表面張力が低いことは、とりもなおさず分子間の引力が小さいことに由来します。それでは、なぜシリコーンオイルの分子間引力が他の液体と比べて特異的に小さいのか、その原因を分子構造から考察してみます。

C-C結合は、ほとんど極性をもたない共有結合であるのに対し、Si-Oは前にも触れたとおり、SiとOの電気陰性度の違いで結合にあずかる電子がO側に片寄っており、共有結合Si-Oとイオン結合Si+Oのほぼ中間の状態にあります。

純粋な共有結合では、原子価角はかなり厳格に定まっていて、この角度をわずかに変えるにも大きなエネルギーを必要とするのに対し、純粋なイオン結合では定まった原子価角はなく、任意の方向で結合できるのが特徴です。両者の中間の状態とは、一応原子価角は定まっているものの、小さいエネルギーでこの角度を変えられることを意味しています。言い換えれば、C-C-Cは固い結合であるのに対し、Si-O-Siはしなやかな結合であるということができます。

他に置換基を持たないOを挟んで空間的にも余裕があることから、分子骨格の回転運動も加わり、ポリジメチルシロキサンでは(CH3)2Si単位が比較的大きな振幅で熱振動を行うので、隣の分子をあまり寄せつけなくなります。分子間引力は距離とともに小さくなるため、ポリジメチルシロキサンの分子間引力は大きくなれません。なお、ポリジメチルシロキサンは、CH3が外側に並んでおり、前に述べたように、C-Hの極性が小さくなっていることも、分子間引力の小さい原因のひとつと考えられます。

シリコーンオイルやシリコーンゴムは、固化温度が低く耐寒性が優れています。これはやはり分子間引力の低いことが一因となっています。分子は分子量が大きくなるほど、動きにくくなり固化温度が高くなりますが、シリコーンは分子間引力が低く、各々の分子が動くことができる空間があることもあり、例えば直鎖状ポリジメチルシロキサンは分子量が10万以上と大きくなっても固化温度は-50°C前後です。そして直鎖状ポリジメチルシロキサンを部分的に架橋させたシリコーンゴムも同様に-50℃前後でも柔軟性を保持します。

シリコーンの特徴的な性質として、いろいろな物性値の温度依存性が小さいことがよく知られています。例えば、ジメチルシリコーンオイルの粘度の温度による変化やシリコーンゴムの引張強などがあげられます。それらは、ポリジメチルシロキサンの分子間距離が大きいので、温度上昇による分子間距離増加の影響が相対的に小さいことと、低温で丸まっていた分子が温度上昇とともに伸びて、分子間引力の減少が補われることなどが原因と考えられます。

ポリジメチルシロキサンは圧縮による体積減少率が大きいですが、これも分子間距離が大きくて、いわばすき間だらけの構造をしていると考えれば理解できます。また、これに関連した性質として、シリコーンのガス透過性の高さが挙げられます。一般にシリコーンゴムは、有機ゴムや樹脂に比べるとけた違いに大きいガス透過性を示します。

表面の撥水性および離型性もシリコーンの特徴です。これらの性質も表面張力の低いことと同じ原因からきています。すなわち、仲間の分子を引きつける力が弱いのと同様、水など他の分子に対する引力も弱くなります。このため、シリコーンの表面上では水も自己の大きい表面張力によって球状の液滴となって、傾ければ転がり落ち、また粘着ラベルや成形時のプラスチックなども接着せず容易にはがすことができます。

 

以上、シリコーンの性質と分子構造との関連を示しましたが、一見相互に無関係とも見えるシリコーンの性質の大半が、Si-O結合の強いイオン性と、それに基づくこの結合のしなやかさに原因を求めることができます。

 

Q&A SDSについて

 いいえ、少なくとも1回はお客様にお届けしますが、性格上、納入するたびに添付されるものではありません。ただし、データに変更が発生した場合はご連絡をいたします。

Q&A 建築用シーリング材

 建築の外壁はガラス、サッシ、パネル(金属やコンクリート)などで構成されており、それらの部材のあいだには必ずすき間(目地)があります。このすき間(目地)からの水の浸入や外気の流入を防ぐのが目的です。

 硬化機構別に分類すると次のようになります 

Q&A 消泡と整泡

 泡について

本題に入る前に泡について少し考えてみましょう。一般に泡とは液体と気体(多くの場合空気)とから成り立っています。泡立ちの現象は“泡立ちやすさ”と“泡の消えにくさ”という2つの囚子に分けて考えることができます。“泡立ちやすさ”とは泡を形成する液体中に起泡性の第3物質が存在することにより促進され、泡立ちの原因となるのです。これに対して“泡の消えにくさ”とは、発生した泡の界面の粘性や剛性の大きさに左右され、これらが大きいほど消えにくくなります。

ここでいう起泡性の物質とは泡を形成する液体に均一に溶解して、液体と気体の液膜に吸着し、表面張力を低下させる働きをするものです。分子中に親水性部分と疎水性部分を持つことが構造上の特徴で、その代表的なものが石けんや中性洗剤などです。
したがって、“泡立ちやすさ”と“泡の消えにくさ”を助長するものが整泡剤に、それら(特に“泡の消えにくさ”)を減ずるものが消泡剤として有効なわけです。
では、なぜシリコーンはこの相反する2つの性質を持っているのかを以下に説明してみます。

  •  
  • シリコーンの消泡性

シリコーン(特にジメチルシリコーンオイル)は表面張力が小さいので、泡立っている液に対して均一に拡がり、個々の泡の表面に接しやすいと言えます。また、シリコーンはいろいろな液体に対しての溶解性(親和性)が小さいことから、シリコーンが触れた泡の表面は、その部分だけ局部的に表面張力が低下します。この部分がシリコーンの触れていない表面張力の大きい部分に強く引っ張られるので、結果として泡が破れることになるのです。その際、泡を形成している液体にシリコーンが溶解しないことが重要な点です。溶解してしまっては、液体の表面張を均一に広げることになり、かえって泡立ちを促進することになりかねません。ですから消泡削として必要な条件は

 

1.    泡を形成している液体への溶解性が小さいこと。ただし、泡表面へ近づくだけの親和性はあること。

2.    表面張力が小さいこと。

3.    泡表面への分散性がよいこと。

 

などがポイントです。ジメチルシリコーンオイルの消泡効果が優れているのは、1)、2)の持性が他の消泡剤にくらべまさっているからにほかなりません。また、ジメチルシリコーンオイルにシリカ粉を配合したオイルコンパウンド型が消泡剤として一層適しているのは、3)の分散性が一段と向上しているからです。

 

  • シリコーンの整泡性

先に、石けんのような起泡性の物質は、一つの分子中に親水性部分と疎水件部分をもつことが特徴だと述べました。ウレタンフォーム発泡時などに用いられるシリコーン整泡剤は、起泡性物質のシリコーン版ともいえるのです。シリコーン整泡剤は、シリコーン部分(ジメチルシリコーンオイルの骨格と同じポリジメチルシロキサン鎖)を疎水性部分とし、中性洗剤の親水基と同じポリエチレングリコールなどを親水件部分とした界面活性剤としての構造を有しているわけです。

ウレタンフォーム発泡時に整泡剤がどのような役割をはたすかをまとめると次のようになります。

 

1)相溶性のないウレタン原料の各成分を均一に分散させること。

2)発泡系の表面張力を上げることによって、泡を発生させやすくすること。

3)できた泡を均一にし、安定化させること。

 

まさに石けんと同じ役割をはたしていることがわかると思います。ですから、消泡剤として用いられるシリコーンと整泡剤として用いられるシリコーンとは、同じシリコーンの仲間でも化学構造的にはかなり異なっているのです。そこに、消泡と整泡に使い分けられる秘密が隠されているのです。
以上消泡性と整泡性について簡単に説明しましたが、この相反する性質を発揮させるためには、それぞれに適切なシリコーンを使用することが肝要なのです。

Q&A ミラブル型シリコーンゴム

 ロール(ロールミル)を用いて成形加工するシリコーンゴムのことです。天然ゴムや一般の合成ゴムと同じように、ロール作業で可塑化、加硫剤配合、シート分出し、色づけなどを行い成形加工します。なお、ミラブル型シリコーンゴムはHCR(熱加硫シリコーンゴム、Heat Cured Rubber)、HVR(Heat Vulcanizing Rubber)などとも呼ばれています。

 汎用品、高引裂き成形品、耐熱成形品、難然成形品、押出し成形品、導電部品、電磁波シールド、熱伝導部品などに適したグレードが用意されています詳しくは弊社ミラブル型シリコーンゴム(HCR)製品群を、ご参照ください。

 まずあげられる点は耐熱性です。一般的には連続使用温度が200℃前後といわれています。機械的強度が低いとされているシリコーンゴムですが、温度による強度の変化が小さいので、高温下ではフッ素ゴムをしのぎます。また、ぜい化温度もマイナス60℃以下であり、高温から低温まで幅広い温度範囲にわたって安定したゴム特性を維持します。
   このほかにも、意匠性に優れること、硫黄加硫でないため異臭の少ないゴム成形品が得られるなどの特長もあります。

 原料は、生ゴム、充填剤、加硫剤、特性向上剤などです。

 生ゴムは、分子量が約40万~70万の無色・透明なシリコーンポリマーです。

 合成シリカ、けいそう土、石英、炭酸カルシウムなどの細かい粉が用いられます。特に、合成シリカ系充填剤は補強効果が顕著です。生ゴムだけを加硫すると、引張強さは3~5MPaにしかならず弱くて使えません。充填剤を配合することにより、約10~40倍もの補強効果が得られます。

 有機過酸化物(パーオキサイド)と白金化合物が主なものです。プレス成形にはアルキル系有機過酸化物、押出し成形にはアシル系有機過酸化物、さらにカーボン配合導電性シリコーンゴムの押出し成形には白金化合物が使用されます。

 一般的に、シリコーンゴムコンパウンドには生ゴム、充填剤、特性向上剤などが配合されており、加硫剤は別に梱包されていまず。品番の後にUと表示している製品、例えば、製品TSE221~6UのUとは、加硫剤を配合しないタイプであるということを示しています。

 一次加硫によって成形され、ゴム物性もほぼ得られるわけてすが、高温使用時での物性の安定化、あるいは成形品に残存している加硫剤の分解生成物や低分子量シリコーン成分の除去などを目的としたものです。
二次加硫は、一般的には200℃で4時間程度が標準です。

 

Q&A 液状シリコーンゴム

 本体と硬化剤を混合後、粘度が比較的ゆるやかな範囲、言い喚えれば、流動性を保持している時間をいいます。厳密には各製品群ごとにポットライフの規定が異なっています。流動性を保持している時間をいうこともあれば、混合直後から粘度が2倍に達する時間まであるいは一定の粘度に達するまでを規定している場合などがあります。

Q&A シリコーンオイル

A 自由な変形と流動性が液体の大きな特徴です。しかし、液体といっても水のようにサラッとした流れやすいものから、水飴のようにドロッとした流れにくいものまであります。この粘りの大小を表すものが粘度です。

Q&A UL規格とシリコー ン

 ULは、Underwriteres Laboratories Inc.,の略称です。アメリカ合衆国において最も隆威のある民間の安全試験機関で、世界を代表する機関とも言えます。