本記事はHarmonie公式サイトHarmonie (harmoniebymomentive.com)から日本語版として編集したものです。元記事(英語版)はMomentive Beauty HARMONIEのウェブサイトにてお読みいただけます。
ヘアセラムとオイルは、多くの消費者のヘアケアルーティンの重要な部分を担い、ツヤ、縮れ防止、熱ダメージからの保護など、さまざまな性能を期待されてきました。この種の製品は、透明なオイルのような外観を持ち、歴史的には、シクロペンタシロキサン(D5)などの揮発性シリコーン成分が広く使われてきました。
Momentive Performance MaterialsのHARMONIE Soft fluid((C9-12)アルカン)とHARMONIE GB-2301blend((C9-12)アルカン、ジメチコノール)は、ヘアセラムとオイルの市場に新たな解決策をもたらします。この2つの製品は、従来の揮発性シリコーン製品と同様の優れた効果と、自然由来成分へのニーズを同時に満たすことができ、かつ、欧州REACHの規制に対応することができます。
ヘアケアは複雑な市場であり、髪のタイプ、施術法、環境条件、社会的基準、ファッションに関する流行や好みなどによって地域や国ごとに異なります。しかしながら、掘り下げてみると、市販製品のほとんどは限られた数の原料をルーティンとして使用した共通のベースの上に構成されていることがわかります。そのような処方は効果が高くコスト効率が良いため広く用いられており、ヘアセラムやオイルを例にとると、揮発性のシクロペンタシロキサン(D5)と高分子量のジメチコンまたはジメチコノールガムの組み合わせをベースとしていることが一般的です。これらの処方は非常にシンプルでありながら性能が良いため、長年にわたり人気のヘアケアブランドの定番となっています。
しかしながら、この数年で、シクロシロキサン D4/D5/D6 に対するEUの規制は厳しさを増しています。 2024年5月16日付のEU規則改正により、2027年6月6日以降は、D4、D5、D6を濃度1000ppm以上含有するリーブオン(leave on/洗い流さない)化粧品を上市することはできなくなり、D6 については、リーブオン化粧品・洗い流し(wash off)化粧品いずれにおいても含有量が制限されることとなりました。 1)
成分 |
化粧品表示名称 |
実施タイミング |
処方中< 1000 ppm |
D4 |
シクロテトラシロキサン |
2020 年 2月 |
Wash Off化粧品 |
D5 |
シクロペンタシロキサン |
2020 年 2月 |
Wash Off化粧品 |
D6 |
シクロヘキサシロキサン |
2027 年 6月 |
Wash Off化粧品 |
D4, D5,D6 |
(略) |
2027 年 6月 |
Leave On 化粧品 |
現時点では、このような規制はEU特有のもので、カナダやオーストラリアなどEU以外の国では、慎重な評価を行いつつもD4、D5、D6の化粧品への使用を制限する理由は確認されていないといわれており2) 、シクロペンタシロキサンをベースとするヘアオイルは、他の幅広い地域で引き続き販売可能で、シリコーンのサプライヤーは世界の各所でEUの規制の必要性に疑問を呈している状況です。3)
規制の変更に加え、消費者の意識にも変化が見られます。製品の成分に対する関心はこれまで以上に高まり、持続可能性に対する懸念も増しています。今日のビューティ製品の消費者は、「かつてないほど情報通で、熱心で、つながりが強い」と評され4)、ユーロモニター・インターナショナルの2022 年「消費者の声:美容調査」では、米国の回答者の 12.3% がヘアケア製品を購入する際に「成分の透明性」を求めていると報告されており、これは2021 年調査時の 11.1% から増加しました。5)
ヘアセラムやオイルはヘアケアにおいてトリートメント/マスクのカテゴリーに属しますが、その多様なパフォーマンス特性から、ヘアスタイリング製品と考えることもできます。ヨーロッパの小売業者のウェブサイトを調査したところ、ヘアセラムやオイルに関する訴求効果は幅広く、コンディショニングや保護のあらゆる面に包括されていることがわかりました。
表1.ヘアセラムとオイルの代表的な製品訴求効果
1990年代にアンドレ・ウォーカー(Andre Walker)が開発したシステムによって、髪は、4つの異なる毛髪タイプ、さらに3つのサブタイプに分類することができます。6) この分類は、非常にストレートな髪質からアフロ髪質まで細かく分類したもので、もともとはウォーカーのヘアケア製品を販売するために考案されたものでした。
図1.ウォーカーの毛髪分類システム
ヘアセラムやオイルは、太くて硬い髪質のケアに適していますが、どのような髪質の人にも、さまざまな目的で、広く使われるようになっています。セラムやオイル市場に出始めた当初、主な機能は髪のくせ・うねりの抑制でしたが、現在では、熱からの保護やツヤの向上など、市場の発展と消費者ニーズの拡大によって、その功能を生かせる用途は、他の多くの分野に広がってゆきました。
ヘアセラムやオイルの配合は髪質に応じて調整する必要があります。たとえば、タイプ 1 (Straight)や 2(Wavy) の髪に合うオイルは、タイプ 3(Curly) や 4(Kinky) の髪には適しておらず、その逆も同様です。髪質に合わせるためには、分子量の大きいシリコーンガムを選んだり、シリコーンガムの濃度を高くしたり、キャリアオイルを変えたりする必要があり、このように配合を調整することで、それぞれの髪質に最適な効果を得ることができます。
タイプ 3 と 4 の髪は、楕円形をした繊維のさまざまな直径に沿ってねじれたり曲がったりするため、切れ毛になりやすい傾向があります。ヘアセラムやオイルは、この非常に傷つきやすい髪質を保護し保湿する理想的なトリートメントとなります。濡れた髪にセラムやオイルを塗布すると、もつれが軽減され、櫛通りが良くなりますが、コーミングは、切れ毛がさらに広がらないように非常に慎重に行う必要があります。7)
ヨーロッパ人の健康かつ癖毛の毛髪サンプルを、クレンジングシャンプー(1束あたり1.3mL)で予備洗いし、30秒間揉みこんだ後、37℃の水道水で30秒間すすぎました。次に、毛髪サンプルを10回コーミングし、23℃、相対湿度65%で一晩乾燥させました。その後、0.1mLのオイルを毛髪サンプルに塗布し、2分間揉みこみました。毛髪サンプルを10回コーミングし、評価しました。
塗布中および処理後の毛髪サンプルの感触と外観について、5人のパネリストが評価しました。
ヘアオイルを塗布する際に評価した主なパラメータは、のびやすさ、すべりやすさ、なめらかさ、髪への吸収性、べたつきなどです。塗布後のパラメータは、櫛通りのよさ、まとまりやすさ、なめらかさ、ツヤなどでした。
従来のヘアオイルは、シクロペンタシロキサンなどの揮発性環状シリコーンオイルで希釈された高分子量のジメチコンまたはジメチコノールガムで構成されています。シリコーンガムとは、非常に高い分子量と粘度をもつポリジメチルシロキサンの通称です。ジメチコンには末端にメチル基があり、ジメチコノールではそれがヒドロキシル基に置き換わっています。どちらのガムタイプもヘアオイルに使用されます。揮発性のキャリアオイルは、高粘度のガムを髪に広げやすくし、オイルが蒸発するとシリコーンガムが髪に残り、長時間効果を発揮します。
多くのシリコーンガムブレンドが市販されており、通常、キャリアオイル中に10%から20%のシリコーンガムが含まれています。最近では、ジシロキサン、トリシロキサン、ジメチコンなどの低分子量揮発性直鎖シリコーンや、C9-12アルカン、C13-15アルカン、イソドデカンなどの天然由来のアルカンをベースにしたものも販売されています。
ヘアオイルを配合するには、ガムブレンドを揮発性環状シリコーンD5または他の揮発性溶媒で希釈して、目的に合うよう、製品の特性、触感、粘度を調整します。ジメチコンまたはジメチコノールガムは、ヘアセラムやオイルの粘度調整剤としての役割も果たします。粘度は消費者の使用感に影響を与える重要な特性です。マーケティングにおける訴求効果や製品ポジショニングをサポートするために、香料に加えて、アルガンオイル、シア脂などの天然由来油脂や油溶性ビタミン、植物抽出物などが追加されることもあります。
パーソナルケア製品には、数十年にわたって、さまざまなオイルやエモリエント剤が使用されてきました。未精製の天然オイルからエステル、エーテル、さらに最近では天然由来のアルカンまで、さまざまな化学物質が使用されており、融点、粘度、屈折率や極性など、異なる物性も提供されています。化粧品業界にとって大きな課題の一つは、天然由来の原料からシクロペンタシロキサンの特性を再現することでした。シクロペンタシロキサンは、軽い付け心地のヘアオイルの処方を可能にする独自の揮発性や伸び拡がりやすさをもっています。
鋭意研究を重ねた結果、直鎖アルカンと分岐鎖アルカンの両方からなるC9-12アルカンの最適化された組成物(自然由来指数0.7、ISO16128に準拠)が潜在的な解決策であることが判明しました。分岐鎖アルカンと直鎖アルカンの特定の比率配合は、優れた揮発性、伸び拡がり性を付与し、シクロペンタシロキサン、低粘度ジメチコン、揮発性炭化水素の代替品となるように設計されています。また、最適化されたC9-12 アルカンのブレンドは、高分子量シリコーンガムの理想的な溶媒やキャリアとしても機能します。
HARMONIE Soft fluid ((C9-12)アルカン)とHARMONIE GB-2301 blend((C9-12)アルカン)、ジメチコノール)を配合したヘアオイルと伝統的なヘアオイルの性能を比較するため、以下の試験を実施しました。試験に用いたヘアオイル(ラボ評価用ヘアオイル処方)は、C9-12 アルカンまたはシクロペンタシロキサンと高分子量ジメチコノール ガムを、特定のジメチコノール濃度と特定の配合粘度になるように作成しています。なお、市場での配合における C9-12 アルカンの最大使用レベルは 60% で、今回の配合はあくまでラボ用のものです。
表2.ラボ評価用ヘアオイル処方
成分 |
Wt. % |
HARMONIE GB-2301 blend or D5、ジメチコノール |
53 -55 |
HARMONIE Soft fluid or D5 |
45-47 |
ヨーロッパ人の健康かつ癖毛の毛髪サンプルを、クレンジングシャンプー(1束あたり1.3mL)で予備洗いし、30秒間揉みこんだ後、37℃の水道水で30秒間すすぎました。次に、毛髪サンプルを10回コーミングし、23℃、相対湿度65%で一晩乾燥させました。その後、0.1mLのオイルを毛髪サンプルに塗布し、2分間揉みこみました。毛髪サンプルを10回コーミングし、評価しました。塗布中および処理後の毛髪サンプルの感触と外観について、5人のパネリストが評価しました。
ヘアオイルを塗布する際に評価した主なパラメータは、のびやすさ、すべりやすさ、なめらかさ、髪への吸収性、べたつきなどです。塗布後のパラメータは、櫛通りのよさ、まとまりやすさ、なめらかさ、ツヤなどでした。
図2. 10%ジメチコノール含有シクロペンタシロキサン溶液とC9-12アルカン溶液の官能評価比較
上記図のとおり、C9-12アルカンをベースとしたものとシクロペンタシロキサンをベースとしたものを比較すると、塗布中および塗布後のいずれにおいても、設定したすべてのパラメータでほぼ一致することが確認でき、C9-12アルカンがヘアセラムおよびオイルにおいてシクロペンタシロキサンの理想的な代替物となることがわかりました。
ヘアセラムとオイルの重要な性能特性であるツヤと縮れの軽減をさらに確認するため、追加の実験を実施しました。ヘアオイルは、主に毛髪のハネ、縮れを抑え、全体的なボリュームを減らし、よりまとまった外観を与えるものでなければなりません。これは画像解析によって評価できます。これらの実験では、処方の粘度が約 500cPs になるように配合しました。
予備洗いしたヨーロッパ人の健康かつ癖毛の毛束に、0.2ml のヘア オイルを塗布しました。塗布前と塗布直後の毛束を撮影し、相対湿度90%で24時間静置しました。毛束は、各時点毎に撮影しました。
図3. ジメチコノール含有シクロペンタシロキサン溶液とC9-12アルカン溶液で処理した毛髪の画像解析による縮れ毛評価
C9-12アルカンとジメチコノールの組み合わせは、効果的な縮れ防止剤として作用し、高湿度下でも24時間、目に見える効果が持続されることが分かりました。しかも、まとまり感は同じ粘度のシクロペンタシロキサンベースの処方よりよくなっていることが分かりました。
これらの製品に期待されるもう一つの特性はツヤの向上であり、これも画像解析を用いて測定できます。まず、毛束をマウントに固定し、0.5mlのエタノールを中央に塗布しました。そして、0.5mlのヘアオイルを塗布し、清潔な指サックで広げました。塗布後、30分後、3時間後、24時間後、毛束の状態を撮影しました。
図4. ジメチコノール含有シクロペンタシロキサン溶液とC9-12アルカン溶液で処理した毛髪の画像解析によるツヤ評価
画像に示されているように、C9-12アルカンとジメチコノールを配合したヘアオイルを塗布することで、シクロペンタシロキサンとジメチコノールを配合したヘアオイルに匹敵する高レベルのツヤを生み出すことが可能です。
C9-12 アルカンを化粧品に配合する場合、配合率60%を上限とすることが推奨されています。無水処方のスリーク&シャインヘアセラム(HC-003-23-SA-BNG)では、C9-12アルカンとジメチコノールのブレンドに自然由来の油脂を配合しました。この処方の自然由来指数は70%を超えています(ISO 16128)。
表3.スリーク&シャインヘアセラム(HC-003-23-SA-BNG)
化粧品表示名称 |
WT (%) |
(C9-12)アルカン |
10.0 |
(C9-12)アルカン、ジメチコノール |
45.0 |
(C13-15)アルカン |
30.0 |
(カプリル/カプリン酸)ヤシアルキル |
10.7 |
アーモンド油 |
1.0 |
オリーブ油 |
1.0 |
ヤシ油 |
1.0 |
ホホバ油 |
1.0 |
酢酸トコフェロール |
0.3 |
社内モニターによる官能評価では、C9-12アルカンとジメチコノールを配合したスリーク&シャインヘアセラムでは、縮れ抑制、柔らかさ、櫛通りのよさ、まとまりやすさ、全体的な好感度など、本試験で設定したすべての特性項目において、シクロペンタシロキサンとジメチコノールをベースとした処方と同等の性能であると評価されました。この処方は、濡れた髪と乾いた髪の両方に使用でき、少量で効果を実感できます。
もう一つの処方例、レスキュー&リペア ナリッシング ヘア オイル (HC-005-23-AK-BG) は、シャンプー前のコンディショニングに使用することができます。
表4.レスキュー&リペア ナリッシング ヘアオイル(HC-005-23-AK-BG)
化粧品表示名称 |
WT (%) |
(C9-12)アルカン |
17.0 |
(C13-15)アルカン |
40.0 |
(C9-12)アルカン、ジメチコノール |
30.0 |
アルガニアスピノサ核油 |
5.0 |
アーモンド油 |
5.0 |
オリーブ油 |
2.0 |
酢酸トコフェロール |
1.0 |
あらかじめ洗髪した毛束(アジア人健常毛)を用意し、「レスキュー&リペア ナリッシング ヘアオイル」0.5mlを、この毛束に塗布して30秒間揉みこみ、櫛通りのよさ、滑らかさ、柔らかさ、べたつき感、縮れの軽減などについて評価しました。その後、15%SLES溶液で洗浄し、一晩乾燥させてから再評価を行いました。
シャンプー前のコンディショニング トリートメントとして「レスキュー & リペア ナリッシング ヘア オイル」を使用した毛束では、櫛通りのよさ、滑らかさ、シルキーな手触り、まとまりやすさなど、テストしたすべての評価項目で、これを使用しなかった毛束との比較において、顕著に改善されていました(社内モニターの触感その他官能評価による)。
HARMONIE Soft fluidとHARMONIE GB-2301 blendは、ヘアケア製品に求められるパフォーマンスと、自然由来の原料として使える自然由来指数(ISO 16128)、をいずれも満たしつつ、現在の市場や規制の動向を考慮し、直近の欧州REACH規制の変更(2024年5月16日付EU規則改正)にも対応可能と考えられる製品となっています。
References (番号は文中の注記番号に対応)
1)
Commission Regulation(EU)2024/1328 of 16 May 2024 amending Annex XVII to Regulation(EC) No 1907/2006 of the European Parliament and the Council concerning the Registration, Evaluation, Authorization and Restriction of Chemicals (REACH) as regards Octamethylcyclotetrasiloxane(D4), Decamethylcyclopentasiloxane(D5) and Dodecamethylcyclohexasiloxane(D6).
2)
CHT Germany Gmbh, Legal Conditions, D4,D5,D6 Siloxanes, (cited 31/10/2023) available at cht-silicones.com/news/Legal Conditions D4, D5 & D6 Siloxanes
3)
Global Silicones Council, Environment, (cited 31/10/2023) available at Environment - Global Silicones Council
4)
K Wolfe, 3 Ways to Empower and Engage with Today’s Informed + Connected Beauty Consumer, 04/04/2019, (cited 31/10/2023) available at 3 Ways to Empower and Engage with Today’s Informed + Connected Beauty Consumer | Global Cosmetic Industry (gcimagazine.com)
5)
Euromonitor, Haircare in the US Country Report, Euromonitor, May 2023
6)
99percent Invisible, The Hair Chart, 17/04/18, (cited 31/10/23) available at The Hair Chart - 99% Invisible (99percentinvisible.org)
7)
Euromonitor, Haircare in the US Country Report, Euromonitor, May 2023
8)
S Marchioretto et al, Heat Protection Getting Warmer, Cosmetics and Toiletries, 10/06/2016, available at Heat Protection Getting Warmer: Specialty Silicones for Hair | Cosmetics & Toiletries (cosmeticsandtoiletries.com)
2024年ヨーロッパ化粧品およびパーソナルケア原料展示会(in-cosmetics global 2024)は、2024年4月16日 ~ 2024年4月18日、フランス・パリのParis Expo Porte de Versaillesで開催されました。 in-cosmetics は、世界有数かつヨーロッパ最大の化粧品・パーソナルケア原料の展示会であり、世界の化粧品原料業界のエリートやブランドリーダーが一堂に会します。化粧品業界企業と業界専門家が互いに交流し、化粧品原料の最新動向と技術について議論する国際的なプラットフォームです。
このパリ展示会では、シリコーンと先端素材のグローバルリーダーとして、Momentive® Beauty と KCC™ Beauty は、スキンケア、ヘアケア、メイクアップ、サンケア用途の差別化された革新的な製品とソリューションを、新規および既存の幅広い顧客に提供し、新しい化粧品トレンドをリードしました。